ハロー、ダージリン!
お元気ですか~?
にこにこくんは、元気です。
先日、最終電車に乗って帰宅している途中、
いきなり電車が止まりました。
何だろうと思っていたら、
車掌さんのアナウンスが入りました。
車掌「ただいま人身事故が発生したため、
電車を停止して安全確認をしております。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、
しばらくお待ちください」
人身事故の影響で、電車が停止するのは、
たまにあることです。
しかし、乗っている電車が
人身事故を起こす経験はめったになく、
あまりいい気分ではありません。
救急車のサイレンが近づいてきました。
おそらくは、しばらく立ったまま、
発車を待つことになるのでしょう。
この日終電で帰宅するはめになったのは、
友人たちと新宿の居酒屋で、お酒を飲んでいたからです。
店の名前は「道産子」でしたが、
場所は北海道ではなく新宿でした。
ほろ酔いのいい気分で終電に乗りましたが、
この事故ですっかり酔いが醒めてしまいました。
数十分ほど待っていたら、
母からケータイに電話がかかってきました。
終電も終わっている時間なのに、
帰って来ないし、連絡も来ないので、
心配になって、かけたのでしょう。
しかし、私は電話に出ることに、
少し抵抗がありました。
電車の中での通話はマナー違反ですし、
最近、母は耳が遠くなってきたので、
大声で話さないと通じないからです。
私「もしもし」
母「今どこにいるの?」
私「電車の中だよ」
母「だって、終電はもうとっくに終わってるでしょ?」
私「人身事故で、電車が停まってるんだよ」
母「何? 聞こえない。どこにいるの!」
私「人身事故!!」
母「…あなた、なぜ、そんな遠くに行ってるの?」
私「遠くに行ってる? 何のこと?」
母「宍道湖(しんじこ)なんて、島根県だっけ? 鳥取県? すごく遠いじゃないの」
私「私が言ってるのは人身事故! 宍道湖なんて行くわけないじゃない!」
周りの乗客たちが、プッと噴き出したり、クスクス笑い出しました。
母「何言ってるか、聞こえない!」
私「帰ったら説明するよ!」
私は電話を切りました。
電車はずいぶん経ってようやく走り出し、
私は無事帰宅しました。
母にきちんと説明したところ、
なんとかわかってもらえましたが、
私のことを、
突然ふらりと宍道湖に出かけてしまう風来坊だと、
一体いつから思っていたのでしょう。
皆さん、にこにこくんは決して風来坊なんかじゃありません!
じゃあね~ヾ(*'▽'*)