にこにこくんの、のんびり日記

おもに演劇や映画の観劇レポや、作った料理などを掲載します。

2015年04月

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中野富士見町駅を降りて、富士見橋から神田川を見下ろしました。

埼玉県朝霞市のコミュニティFM
「すまいるエフエム」さんに、
「大空なんだの四方山話」という番組があります。
電波の届く範囲だけでなく、ポッドキャスト等でも聴くことができます。

すまいるエフエム・ホームページ
http://fm767.net/

大空なんだの四方山話・ホームページ
http://fm767.net/podcast/introduce/119

大空なんださんのヤフーブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/oozora_nanda

この番組では、「文芸投稿」の回が月一回あり、
俳句、川柳、短歌や詩、エッセイなどを募集しています。
にこにこくんは、過去10回詩を投稿し、採用していただきました。
今回は「川」というテーマだったので、
まず、次のような川柳を投稿しました。

川の字に 眠るカッパの 川流れ

なんださんとちゃいさんに、喜んでいただけて、何より♪

続いて、次のような詩のメールを送りました。

「川は命」

山の上に落ちた一滴の雨粒
それがやがて大きな川となり
海へとそそがれる
一滴の雨粒が落ちたところを頂点
河口を底辺とすると
川は二等辺三角形としてあらわす事ができる

海へ注がれた川の水は
太陽エネルギーによって蒸発し
それは雨雲になり
山の上に雨を降らす
その雨の一滴が
やがて川となり
再び海へそそがれる

川の水は頂点、底辺、頂点と移動する
二等辺三角形の底辺は頂点でもある
始まりは終わり
終わりは始まり
川はクラインの壺としてあらわす事ができる

山の上に落ちた雨粒は蒸留水
純粋なH2O
それが植物の光合成の原料となり
生長した植物は
動物の栄養源となる
それら動植物はやがて有機物となり
川はそれを受け止め
栄養の豊かな水になる
その水は海産物の栄養源となり
豊かな漁場が生まれる

純粋なH2Oは川をくだる間に命のもととなり
その命はほかの命の栄養源となる
この複雑で豊かな命の循環システムは
山の頂点に落ちた一滴の雨粒から生まれる
ゼロから無限大の命を生み出す
重要なバイパスが川なのだ

われわれの体の中を循環する血液も
ひとつの川である
川とは命なのだ
その川はほかの川ともつながり
命のチェーンを作っている
体の中の水分は
体の外の水分でもあるのだ
中でもあり、同時に外でもある
それはクラインの壺である

一つの命はすべての命とつながっている
川という命の広場は
私たちの中にもそそがれている
私たちも
川なのだ



何となく、「クラインの壺」という言葉が
わかりにくいかもしれないと思い、
補足コメントをつけました。

クラインの壺とは、メビウスの輪とともに
算数の時間で学ぶ、不思議な図形です。
壺の注ぎ口の部分が伸びて、
壺の底につながっているのです。
そのため、底でもありてっぺんでもある、
終わりでもあり始まりでもある、
中でもあり外でもある、そんな図形です。

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放送が4月26日(日)にありました。
http://fm767.net/podcast/onair/8521

俳句、川柳、短歌、詩の順に読まれ、
にこにこくんの川柳と詩も読まれました。
なんださん、ちゃいさん、ありがとうございます!

他の方々の作品もとても素敵でした。
音乃さんやままデえりすさん、フェアリーさん、ヤヌーさんなど、
にこにこくんのブログ友さんも投稿していました。

番組に投稿するのって、楽しいですよ。
よろしかったら、皆さんも投稿してみませんか?
次回のテーマは「かたつむり」です。
宛先は、
nanda@fm767.net
もしくは、上記の大空なんださんのヤフーブログまで。

じゃーねー!(*^▽^*)/

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4月25日(土)、26日(日)、
東京都中野区のパフォーマンススペース「plan-B」で、
「私の子供=舞踊団」の舞踊公演
「イマダンス」がありました。

構成・演出は、舞踊家の田中泯さん。
NHK朝の連続テレビ小説「まれ」で、
塩田で塩を作る職人・桶作元治を演じている方です。

NHK「まれ」ホームページ
http://www.nhk.or.jp/mare/cast/01.html#ganji

田中泯さんのホームページ
http://www.min-tanaka.com/

「私の子供=舞踊団」ホームページ
http://www.kirari-fujimi.com/program/view/423

まず、25日(土)の回を予約して観に行きました。
3人のダンサーが一人ずつソロで踊る形式です。
コンクリートの打ちっぱなしの舞台にほの暗い明かり(照明:アミ)が当たり、
最初のダンサーが現れます。
美しく設計された音(音響:石原淋)と、
有機的に変化する明かりの中で、
ダンサーは痙攣し、うごめきます。

田中泯さんは、こう言います。

この舞踊団は、「田中泯の舞踊団」ではなく、
参加者一人ひとりが形づくる舞踊団です。
一人ひとりの中に存在するであろう「オドリ」について、
真剣に考える時間を共有していきます。
また、月1回のワークショップでは、
「教える・教わる」の関係ではなく、
参加者自身がカラダ・コトバ・ウゴキに正直になり、
自分で考え、感じ、発見し、伝えながら、
自分の中に生き続ける子供と出会っていく試みを
田中泯とともに行っていきます。

そう、このダンサーの動きは田中さんが振りつけているわけではなく、
ダンサー自身が生み出したものなのです。

思いのままに、自由に、
表現したいことを体で表現します。
しかし、「自分の体」「重力」「空間」などの「鎖」が、
自由を束縛します。
まさに
「人間は自由なものとして生まれてきた。
しかも、いたるところで鎖につながれている」(ルソー「社会契約論」)
です。
ところが、束縛しているはずの鎖があるからこそ、
いろんな関係性が生まれ、ダンスが形成されるのです。
鎖とのせめぎ合い、共存こそが、
人間なのです。
「自由/不自由」ではなく、「自由=不自由」。
「自然/不自然」ではなく、「自然=不自然」。
それがダンスなのだと思います。

3人のダンサーたちは、それぞれの世界を
私たち観客に伝えてくれました。
(一人だけ、「真夜中の酔っぱらい」にしか見えない男がいましたが)

一人のダンスが終わるたびに、会場は割れんばかりの拍手に包まれました。
にこにこくんも、手のひらが痛くなるくらい拍手をしました。

公演が終わり、受付で、翌日のチケットを予約しました。

翌日26日(日)、にこにこくんは、plan-Bにやってきました。
今日は、前日とは別のダンサーが踊ります。
どんな世界を見せてくれるのでしょう。楽しみです。

始まりました。1番目のダンサーは、
見た目、迫力のあるお兄さんで、動きがダイナミックです。
集中力が途切れることなく、
段取りではない、自分の心に正直な動きを魅せてくれました。

2番目のダンサーは美しいお姉さんで、
鋭い感性が観客の胸を突き刺すようです。
動きのアイデアが豊富で、緩急があり、飽きることがありません。

最後のダンサーです。
厳しい稽古を積んだのだなと、にこにこくんにも伝わるくらい、
肉体も表現力も鍛えあげられています。
前日の2番目の酔っぱらい男とは大違いです。
抽象的な前衛舞踊に説得力を持たせるためには、
厳しい稽古が必要なのだなと痛感しました。

ところが、そのダンサーから急に生気が抜けたような感じがしました。
踊りが単調になり、そこから先の動きが見えないようです。
ついには、「すみません」といって、踊るのをやめてしまいました。

彼は立ち上がり、頭を下げ、
「こんなことを言っても仕方がありませんが、
 腕を失った人を演じようとしました。できませんでした。すみません」
といって、舞台から降りてしまったのです。

会場は戸惑いながらも、頭を下げたダンサーに拍手をしました。
にこにこくんも、彼を責める気持ちが起こりませんでした。

たしかに、本番の舞台に立った者が、
演じることができませんと言って、舞台を降りるなんてありえません。
先日までテレビ東京の深夜に放送していたドラマ
山田孝之の東京都北区赤羽」では、
俳優・山田孝之さんが、自害する侍を演じられずに演技をやめてしまい、
映画をお蔵入りにしてしまいますが、
それはそういう役を演じているのであり、
本当に演技をやめたのではありません。

「今日は納得のいくスープができなかった」と言って、
店を開けない、頑固者のラーメン屋が以前はあったような気がしますが、
店を開けていないのだから、許せる範囲ではあるように思います。

そう考えると、彼を責めようとせず、
拍手までした私たち観客は、甘いのでしょうか。

彼は周りの信頼を取り戻して、
再び舞台に立つことができるでしょうか。

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帰りの電車の中では、彼の心配より、
「充実した舞踊公演だったなあ!」
「途中で舞台を降りるダンサー、初めて見た~!」
と、余韻を楽しんでしまいました。

「私の子供=舞踊団」ぜひ、また見たいです。

じゃーねー!(*^▽^*)/

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歩行者天国になる土曜日、
銀座4丁目の立て札の細いところに、
猫ちゃんが二匹も寝そべっていました。
誰かがマフラーを敷いています。
カメラやスマホで撮っている人がたくさんいます。
にこにこくんも、そのなかの一人です。
かわい~~い!

さて、前回の「思考遍歴・小学生編」の続きです。
にこにこくんは親の転勤で、兵庫県から高知県に引っ越し、
高知市の中学校に入学します。
そこで、生徒会の学年部長なるものに立候補し、
関西弁を駆使したお笑い演説をして、当選してしまいます。
「おもろい奴」キャラを発揮しながら生徒会活動をしていましたが、
小学生のころの「正義のために行動したい」願望もありました。
そこでまず、兵庫県にいたころ知った「部落差別」の問題を勉強するため、
繁華街にある一番大きな書店で、店長らしき人に
「同和問題の本はありますか」と尋ねたところ、
「どうわ問題?ありません」と困った顔で返事されてしまいます。
しばらくのち、日本近代文学を、古い順に読もうと思い、
最初に図書館で借りたのが、島崎藤村の「破戒」でした。
図らずも、部落差別のことを扱った本に出会ってしまいました。
しかし、その本を読んで、差別に対する怒りの気持ちは膨らみましたが、
何をすべきかが思いつきませんでした。
いわれなき差別がなぜ起こるのかもわかりませんでした。

高知に引っ越して1年半後、今度は鹿児島に引っ越すことに。
その時、担任の先生が餞別に、
なだいなだ著「TN君の伝記」(福音館書店)をくださいました。
明治時代の自由民権思想家・中江兆民の伝記です。
高知県出身で、ルソーの「社会契約論」を訳したことでも知られています。
にこにこくんは高知を出るまで、自由民権運動のことも、
それが高知県から生まれたことも知りませんでした。
「TN君の伝記」をおもしろく読んだのをきっかけに、
「社会契約論」も読みました。難しかったです。

にこにこくんは、それらの本に影響を受け、校内弁論大会で、
「人間は自由であるべきだ」という主旨のスピーチをしようとしました。
ところが、担任の先生に「この部分は削除」と、
あちこち削るように命じられてしまいます。
その結果、決められた制限時間の半分以下で、
スピーチが終わってしまいました。

高校生になり、正義のために何かを学びたいとは思っていましたが、
そのために読むべき本は何かがわかりませんでした。
もっぱら読む本は文学でした。
2年生の半ばで、今度は大阪に引っ越すことに。
3年生のある日、共産主義とは何かという、世界史の授業がありました。
初めて教わるマルクス主義でした。
どうもよくわからないユートピア思想だな、
しかし、世界にこれを信じている陣営があるわけだし……?

マルクス、読んでみようかなと、
まずは「共産党宣言」「資本論1」を文庫本で買ってみました。
難しかったです。
なぜ、世界を平和にするための理論が、
明快でなく、難解なのかな、とすねてしまいましたが、
我ながら、自分の頭の悪さを棚に上げているなとも思いました。

でも、何か変だな、と違和感がありました。
それが何なのか、高校生の私にはわかりませんでした。

「資本論2」までたどり着けませんでした。「1」も途中で挫折です。


浪人~大学生編に続きます。

じゃーねー!(*^▽^*)/

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今年の3.11のころ、
晩ご飯を新橋駅地下街の中華料理店「美華園」で食べました。
「菜の花と豚肉と卵の塩味炒め」です。おいしかったです。
このメニューは、「食べて応援しよう!」という、
東日本大震災復興応援企画に参加した料理だったので、
これを食べることにしました。
これを食べるとなぜ復興支援になるかというと、
この料理についてくるスープに気仙沼のフカヒレが入っているからです。

コラーゲンたっぷりのフカヒレ。
にこにこくんは、コラーゲンを食べると美肌になるという宣伝を、
半信半疑というか、ほぼ信じていません。
コラーゲンはたんぱく質の一種ですが、
アミノ酸バランスが悪い、効率の悪いたんぱく質なので、
むしろ普通の肉や魚、豆腐などを食べるほうが、
体内でのたんぱく質合成につながりやすく、
すなわち美肌に効果的なはず、
わざわざ高いコラーゲンを食べる必要はない、
という説のほうが、説得力があると思うからです。
もし、普通の肉よりコラーゲンを食べたほうが、
美肌につながるというきちんとした疫学調査結果があるのなら、
そのデータをぜひ見てみたいです。

さて、にこにこくんは先日、ブログ友のフェアリーさんに、
「安田講堂事件」や「あさま山荘事件」などをどう思いましたか、
という質問をされました。
コメント欄の500字でうまく説明できる自信がなかったので、
記事にしようと思いました。

にこにこくんが
「安田講堂事件」「あさま山荘事件」「三菱重工爆破事件」
「三里塚闘争」「連合赤軍リンチ事件」「内ゲバ」「ハイジャック」
など、新左翼関連の事件や行動を知ったのは、
小学生のころでした。

それらを知った時、にこにこくんは、
どう解釈すればよいか、わかりませんでした。

ただ、当時の日本には「公害」「水俣病」「核の傘」「部落差別」
など、許しがたいこと、疑問に思えることも多く、
社会はこのままの方向に進んでいてよいのか、
今の政府には問題があるのではないか、
自由主義、資本主義は危険なのではないか、
という漠然としたイメージを持っていたので、
新左翼に対しても、やってることはおかしいし、
新聞をめくってもよくわからなかったけど、
心情的、動機的にはわからないでもない、という感じでした。

まだ小学生のにこにこくんは、
正義のために行動したい、という気持ちが強く、
そのために学びたい、
生涯その気持ちを忘れずにいたい、
と決意していました。

まだ小学生のにこにこくんは、
わかっていないことも多く、
その分、ピュアだったのかもしれません。
頑固者、意固地とも言い換えられますが。

続きます。

最後に、あの「ピンクレディー」の楽曲を歌い踊るアイドルグループ
「ピンク・ベイビーズ」の「UFO」を、ユーチューブでご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=HHHdjUrpZ_Y

なぜか選抜メンバーが油壺マリンパークでも踊っています。
https://www.youtube.com/watch?v=wrKNABV5jwE

テレビ東京・大江麻理子アナウンサーが、
愛川欽也さんの訃報を涙ながらに読み上げるシーンも。
https://www.youtube.com/watch?v=4f3OyBDmdZ8

じゃーねー!(*^▽^*)/


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有楽町のタイ料理屋さんで、シーフード焼きそばを食べました。
麺がもちもちしていて、おいしかったです。
味付けちょいピリ辛で、甘みもあって、最高!
生のまま添えてあるモヤシもグッド!

King CrimsonのライブCD「Live At Orpheum」を買いました。

HMVオンラインショップの解説文はこちら

すごくかっこいいライブアルバムでした。
「舞台の前方に3人のドラマーが並び……」って、
一つのロックバンドにドラムが3つも?
とんでもないバンド編成です。

King Crimson(キング・クリムゾン)は、
昔々から活躍して、メンバーを入れ替えながら
今も最前線で活躍しているプログレッシブ・ロック(プログレ)バンドです。
リーダーのロバート・フリップさん(愛称:フリップじいさん)は、
「キング・クリムゾンはヘビーメタルである」とよく言っています。
初期の代表曲「21世紀の精神異常者」を、
日本の「人間椅子」がコピーしているので、よかったらどうぞ。

人間椅子「21世紀の精神異常者」のユーチューブ
https://www.youtube.com/watch?v=zaq6fbYYzXI

この曲が入っているLPレコード「クリムゾンキングの宮殿」を、
北朝鮮による拉致被害者・蓮池薫さんが持っています。
以前、テレビ朝日「報道ステーション」で
蓮池さんの自宅にカメラが入った時に映っていました。
拉致される前に買っていたアルバムで、
それを見た時、拉致されたのがずっと昔のことで、それから長い間、
本来あるべき時間を奪われてしまっていたのだなあと実感しました。
拉致されなければ、自由に好きな音楽を聴けたのに、
青春を謳歌できたはずなのに。
失われた時……。
昔々のLPレコードが、いろんなことを語りかけているようでした。

そのLPレコード「クリムゾンキングの宮殿」の中に、
「エピタフ(墓碑銘)」という曲が入っています。
なんとその曲を、
昭和を代表する双子ポップスデュオ「ザ・ピーナッツ」がカバーしていました!

ザ・ピーナッツ「エピタフ」のユーチューブ
https://www.youtube.com/watch?v=Y21_bGNsKVo

すごい! 蓮池さんに聴かせたい!
これからは、自由に音楽を楽しめますね。

ただ、楽しむといっても、
まだ、横田めぐみさんたちが帰ってきていません。
先日、ブロ友にさせていただいた方が、
蓮池さんの講演を聴きに行っています。
横田夫妻も出席し、熱意を込めて聴衆に、
「みなさんの声を、もっと大きく」と訴えていたそうです。

私たち一人ひとりが何をすべきなのか、真剣に考えたいと思いました。
関心を持つこと、忘れないこと。まずはそこから。

じゃーねー!(*^▽^*)/

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