にこにこくんの、のんびり日記

おもに演劇や映画の観劇レポや、作った料理などを掲載します。

2016年05月

埼玉県朝霞市のコミュニティFM
「すまいるエフエム」さんに、
「大空なんだの四方山話」という番組があります。
電波の届く範囲だけでなく、
ポッドキャスト等で、全国、全世界どこからでも
いつでも無料で聴くことができます。
もちろん、皆さんも聴くことができます。
難しい手続き・操作は必要ありません。

この番組では、「文芸投稿」の回が月1回あり、
俳句、川柳、短歌、つぶやき、詩、エッセイなどを募集しています。
にこにこくんは、これまでに23回、詩などを投稿し、
24回目の今回も採用していただきました。
つまり、投稿も2年間続いたわけです。
今回は「笑う」というテーマでした。
そこで、今回は詩を投稿しました。

「知恵を絞る男」

いつか「平成の爆笑王」になりたい!
つねにそのことを願い
虎視眈々とその座を狙っている
漫才師でツッコミ担当のおいらは
今日もそのためにはどうすればいいのか
知恵を絞っていた

ワライダケで鍋を作ってふるまえば
観客の笑いが止まらなくなるのではないかと思いつき
山できのこ狩りをしていたら
凶暴な熊に襲われて
命からがら逃げ帰ったのは去年の秋
名案だと思ったのだが
あんな怖い思いは二度としたくない

観客の脇の辺りをコチョコチョとくすぐれば
みんな笑うのではないかと思い
にこにこくんを雇って試してみたが
彼が一人目の女性客の脇に触れたところで悲鳴があがり
にこにこくんはあえなく御用
彼は会社をクビになった
にこにこくんには、気の毒なことをした
警察でおいらの名前を出さなかった
にこにこくん、ありがとう

そうだ、相方がおもしろければ
もっと笑いが取れるはず
いや、あいつが笑いを取ったら
あいつが爆笑王になってしまう
あいつは舞台でおいらの考えた台本を
そのまましゃべっていればいいんだ

街を歩いてヒントを探そう
秋葉原を歩いてみた
メイド喫茶に入ってみた
「お帰りなさいませ、ご主人様!」
かわいいメイド服に身を包んだ少女が
明るい笑顔で挨拶してくれた
めくるめくトキメキ
おいらは恍惚となり
時が経つのを忘れてしまった

秋葉原を出て、電車の中で反省した
ヒント探しはどうした
そうだ、あのメイド服を身につけたら
笑いが取れるのではないだろうか
いや、それは恥ずかしい
そんなことをしたら客に笑われてしまう
相方に着せてみたらどうだろう
いや、あいつが笑いを取ったら
あいつが爆笑王になってしまう
あいつは舞台で今まで通り
台本のまましゃべっていればいいんだ

名案はそう簡単に思い浮かぶものではない
何かが根本的に間違っているような気もするが
それが何かもわからない
人を笑わせるとは、何と難しいことなのだろう
いや、難しく考えすぎなのかもしれない
ふと、相方の笑顔が思い浮かんだ
あいつの顔が見たくなった
とびきりの笑顔が見たくなった
あいつに会いに行こうかな
理由はわからないが
そこに答えがあるような気がする
あれ、何の答えを探していたんだろう?

とにかく、あいつに会いに行こう

イメージ 1

放送が5月29日(日)にありました。
http://fm767.net/podcast/onair/9292
俳句・川柳、短歌、つぶやき、エッセイ、詩の順に読まれ、
にこにこくんの作品も読まれました。

なんださん、ちゃいさん、ありがとうございます!
他の方々の作品もとても素敵で、おもしろかったです。
にこにこくんのブログ友さんも大勢投稿していました。

番組に投稿するのって、楽しいですよ。
よろしかったら、皆さんも投稿してみませんか?
次回のテーマはラブ・ソングです。
宛先は、
nanda@fm767.net
まで。

じゃーねー!(*^▽^*)/

先日、映画「サウルの息子」と「オマールの壁」を観ました。
「サウルの息子」はユダヤ人のホロコーストに関する映画、
「オマールの壁」はユダヤ人が現在のイスラエルで
パレスチナ人に対して何をしているかに関する映画です。
ほぼ同時期に日本で公開されているこの二本の映画、
両方併せて観るべきだと思い、
下高井戸で「サウルの息子」、渋谷で「オマールの壁」を観ました。

まずは「サウルの息子」。
1944年、アウシュビッツのユダヤ人収容所には、
毎日のように数多くのユダヤ人が運び込まれていました。
当然、そんなにたくさんのユダヤ人を収容することはできません。
ナチスドイツは収容されたユダヤ人をどんどんガス室で殺し、
遺体を焼却し、灰を川に流していたのです。
もちろん、収容所に入りきらないから止むを得ずそうしたわけではなく、
ユダヤ民族を根こそぎ抹殺するためにやっているのです。
ホロコースト(大量虐殺)です。
殺されたユダヤ人たちの死体処理は、
ゾンダーコマンドという名の特殊部隊が担っていました。
彼らは元々ここに収容されたユダヤ人であり、
彼らもある程度の期間死体処理の仕事をした後、
やはりガス室で処分され、
新しいゾンダーコマンドと交代するのでした。

ゾンダーコマンドのサウルはある日、
ガス室で死に損ない、注射で薬殺され、
解剖室に運ばれる少年を見つけます。
その少年を、サウルは自分の息子だと信じます。
彼は何としてでも息子の焼却をくい止め、
ラビ(ユダヤ人の聖職者)を探して
手厚く埋葬させようと奔走します。
ユダヤ人にとって火葬は絶対してはならないものとして
禁じられているからです。
果たして、サウルの切なる願いは叶うのでしょうか━━。

映画はほぼ全編にわたって
サウルが画面いっぱいに大映しになり、
サウル以外にフォーカスが当たっていません。
画面の隅のほうに、死体やガス室など、
背景がわずかにぼやけて映っています。
サウルが大映しになることにより、
彼の必死な心理状態が切々と伝わってきます。
自分の息子がユダヤ教に則って正しく弔われれば、
他のことはどうなっても構わない、
そんな彼の執念に呆然としてしまいます。
そんなことしたって、死んだ者は蘇らない、
それよりむしろ━━。
私はそう思ってしまいますが、
ユダヤ人は、正しく埋葬すれば死者は復活する、
火葬すると復活しないと信じているのです。
これも一つの、親子愛の形なのかもしれないと思いました。
しかし、この少年は本当にサウルの息子なのか、
サウルに本当に息子はいるのか、
そう考えると、戦争のもたらす狂気にゾッとするのでした。

続いて、「オマールの壁」。
イスラエル。そびえ立つ分離壁がパレスチナの町を横断しています。
壁はイスラエル人とパレスチナ人を分離しているのではなく、
パレスチナの町の中を横断しており、
パレスチナ人とパレスチナ人が、壁で隔てられているのです。
若きパン職人オマールは、
イスラエル軍の監視を避けながら、
命がけで高い壁の向こう側にいる親友、
そして親友の妹のナディアに会いに行っていました。
オマールとナディアは密かに、まだ清らかな関係ではありますが、
恋仲になっていたのです。
親友たちとオマールは、イスラエル軍への襲撃を企てていました。
そしてある日、それは決行されます。
分離壁の検問所にいるイスラエル兵の一人を銃で撃ったのです。
数日後、オマールだけがイスラエル秘密警察に拘束されます。
秘密警察は激しい拷問で自白させ、
他の仲間の名前を白状させようとしますが、
彼は口を割りません。
このまま口を割らなければ、自分も仲間も無罪のはずでした。
ところが、秘密警察のラミ捜査官が巧妙な罠にはめ、
うっかり口にした何気ない言葉が動かぬ証拠になってしまいます。
このままでは最低でも懲役90年以上だと脅かされるオマール。
しかも「恋人も地獄行きになる」と言われ、
イスラエルのスパイになることを迫られます。
彼女の命を守りたいオマールは━━。

ユダヤ人がパレスチナ人を人間扱いしていない実情、
一人の若者の人生を、殺す以上に苦しめるやり口が描かれています。
そんな社会の中で育まれる純愛とその行方、
やりきれないエンディングが涙を誘います。

ホロコーストの恐怖を味わったはずのユダヤ人がイスラエルを建国し、
今はパレスチナ人を非人道的に支配している現実。
この現状を解決する方法はあるのでしょうか。
少なくとも私たちは、この現状を無視せず、
見つめ続けることが必要でしょう。
そういう意味で、どちらの映画も観て良かったと思いました。

下高井戸の映画館で「サウルの息子」を観た後、
台湾料理店「三商巧福」で、
「台湾風葱パイ(葱油餅)」を食べました。

イメージ 1


ネギを練り込んだ生地を香ばしく焼き上げ、
さらに薄焼き卵を重ねた、パリパリフワフワの食感です。
おいしかったです!

じゃーねー!(*^▽^*)/

5月16日(月)、無音映画「LISTEN リッスン」を観る前に
東急文化村に行き、「ザ・ミュージアム」で開催中の浮世絵展
「俺たちの国芳わたしの国貞」を観ました。

イメージ 1

国外では世界一の日本美術コレクションを誇るボストン美術館が所蔵する、
幕末に絶大な人気を博した浮世絵師、
歌川国芳と歌川国貞の作品を紹介する展覧会です。
二人は兄弟弟子ですがその作風は対照的。
国芳は豪快な武者絵と大胆な構図で、
国貞は粋な美人画や役者絵で、
それぞれ一世を風靡しました。
本展はそれら二人の作品をテーマごとに分類し、
わかりやすく、若者の興味を引くようなポップなスタイルで紹介します。
例えば一幕目の一「髑髏彫物伊達男」では
「スカル&タトゥー・クールガイ」とルビを振り、
江戸時代のメンズストリートファッションが
現代を先取りしていると主張します。

イメージ 3

ポスターにも使われている国芳の
「国芳もやう正札附現金男 野晒悟助」の衣装は、
白猫たちが集まってドクロをかたどっていたり、

イメージ 2

下駄がドクロになっていたりして、発想がおもしろいです。

二幕目の八「当世艶姿考(アデモード・スタイル)」では、
かわいいファッションに夢を馳せる女性に今も昔もないと訴えます。

イメージ 4

国貞の「江戸町壱丁目 扇屋内 花扇」です。
なんとポップなファッションでしょう。

一幕目の二「物怪退治英雄譚(モンスターハンター&ヒーロー)」では、
人気の空想伝奇物語を浮世絵にした作品を紹介します。

イメージ 5

国芳の「相馬の古内裏に将門の姫君、瀧夜叉、妖術を以て味方を集むる。大宅太郎光国、妖怪を試さんと爰に来り、意に是を亡ぼす」です。

二幕目の四「痛快機知娯楽絵(ザッツ・エンターテイメント)」では、
脱力系の浮世絵も紹介しています。

イメージ 6

国芳「荷宝蔵壁のむだ書」です。
こんな落書きを国芳からもらった彫り師や刷り師が
彫刻刀で彫って印刷し、
それを喜んで買う客がいたという
民度の高さにびっくりします。

そのほかにも素敵な作品がいっぱいありました。
江戸のサブカルチャーを堪能しました。
6月5日(日)まで開催中です。
興味のある方は、ぜひ!

「俺たちの国芳わたしの国貞」ホームページ

じゃーねー!(*^▽^*)/

先日、電車の中でこんなポスターを見つけました。

イメージ 1

「テントウに気をつけて!」
転倒防止のために、立っている乗客は、
手すりやつり革につかまってほしいという注意喚起のポスターでした。
何とわかりやすいポスターなのでしょう!
何と昭和な香り!

にこにこくんがヤフーブログを始めたのは
2005年の5月22日です。
あれから11年経ちました。
最初は「へなちょこ男の弱気な日記」という名で始めましたが、
ある事情でそこをやめなければならなくなり、
2006年6月に、この「にこにこくんの、のんびりキッチン」を
新たに始めました。

にこにこくんブログは、長く続けたいと思います。
ここまで続けられたのは、皆さんのご訪問、温かいコメントのおかげです。
これからも、よろしくお願いいたします。

じゃーねー!(*^▽^*)/

5月14日(土)、三社祭を観たあと、
銀座にある銀座熊本館に行きました。

イメージ 1

熊本産の食品を買って、熊本支援をしようと思ったのです。

イメージ 2

まずは、「とうふのみそ漬」(有限会社たけうち)です。
まるでプロセスチーズのような弾力ある歯応えです。

イメージ 3

「熊本のと馬とカレー」(株式会社漱石)です。
熊本名物の馬スジと八代産トマトを使ったレトルトカレーです。
パッケージが馬ではなく猫なのは、
熊本に夏目漱石が来て高校教師を勤めていたことがあり、
それにちなんで会社名を「漱石」にしていることと関係しています。
「吾輩は猫である」の中には、熊本時代の風景や人物描写があるそうです。

イメージ 4

「からし高菜」(株式会社菊池食品)です。
阿蘇の辛子高菜は有名ですね。
早速「辛子高菜チャーハン」を作りました。
後日、写真をお見せします。

イメージ 5

「包丁入らず たっぷり根菜とひじき」(イケダ食品株式会社)です。
乾物で、水に戻してすぐに使えます。100%熊本産の食材です。

イメージ 6

「包丁入らず たっぷり根菜とわかめ」(イケダ食品株式会社)です。
こちらも100%熊本産の食材を使っています。
スプーンひとさじで一人分だそうです。お手軽です。

イメージ 7

「熊本名物元祖太平燕」(イケダ食品株式会社)です。
熊本には太平燕(タイピーエン)という、
麺が春雨のチャンポンがあります。ヘルシーです。
この商品はマグカップなど器に入れてお湯を注いで3分でできます。

どれも軽くて、持ち帰りやすいものを選びました。
銀座に出かける時は、またここに立ち寄ろうと思います。

銀座熊本館ホームページ

じゃーねー!(*^▽^*)/

↑このページのトップヘ