にこにこくんの、のんびり日記

おもに演劇や映画の観劇レポや、作った料理などを掲載します。

2019年05月

以前は毎日のように外出して、いろいろな楽しみを見つけていた母。歩行が困難になった今は楽しみも減り、私は母との会話のほか、母が好きな歌謡曲(美空ひばりや山口百恵など)のCDを聴かせたり、歌謡曲のテレビ番組やユーチューブで歌謡曲の画像を観せたりしています。

それもずいぶん喜んでいたのですが、最近はちょっと飽きているような気がしたので、思い切って、前から気になっていた写真集を、母のために買いました。

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川島小鳥写真集「未来ちゃん」(ナナロク社)です。母は小さな子どもが好きなので、きっと喜ぶと思いました。

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母に見せました。すると顔をほころばせ、「うわー、かわいい、かわいい!」と大喜びです。

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また、この未来ちゃんの表情が豊かで素直で、なんとも愛くるしいのです。

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ページをめくるごとに大喜びでした。

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途中まで見て、「また明日」ということにしました。
楽しみができ、表情が生き生きしてきました。うれしかったです。

じゃーねー!(*^▽^*)/

埼玉県志木市のコミュニティFM&ネットTV放送局
「クローバーメディア」のラジオ番組
「大空なんだの四方山話」で、私の投稿した詩が読まれました。
投稿を始めてからちょうど60回目です。
月末の日曜日の放送は
リスナーの「文芸投稿」を紹介する回になっています。
今回の5月26日(日)、
令和最初の四方山話のテーマは「令和」でした。

タイトル「結晶にはならないという選択」

人それぞれの平成があるように
人それぞれの昭和があるように

平成が一つのものではなく
それぞれの人の胸にある
記憶のパッチワークであるように

昭和が一つのものではなく
それぞれの人の胸に刻まれた
血と涙のモザイクであるように

色とりどりのガラスのかけらを
集めて作るステンドグラスのように
令和は分散する思いの集合体だ

分散し続ける思いは
一つにまとまることはないだろう
団結を求めなければ
排除する装置は働かない
団結しないことは
力を生まないわけではない
違う価値、違う論理が混ざり合うことで
新しい強さが生まれるのだ

結晶構造にならない
原子配列が不規則なアモルファス金属は
強くてしなやかで
様々な特性を兼ね備える

団結という名の結晶はいらない
違うということは
むしろ財産なのだ

令和がアモルファスの時代になるならば
この国にはまだ可能性があるだろう
人それぞれの令和へ向かえ
人それぞれの思いを大切に

「和」とは一つになることではなく
同じになることではなく
違うもの同士が
違いを受け入れて
つながることだから
離れるものも
認めることだから

「和」というものの自由さ
動的ダイナミズムのおもしろさに
人々が気づいたとき
結晶にはならないという選択をしたとき
そのときようやく
令和は始まる
ことだろう


以上です。「和」というものを、心を一つに団結することだと思ってしまうと、そこに波風を立てる異分子は排除しようという論理が働いてしまうかもしれません。それはむしろ、「和」どころか分断を生み出してしまいます。価値観の違いを認め合うこと、それが本当の「和」ではないか、そう思って、書いてみました。
39分ごろから読まれます。
こちらのURLからファイルをダウンロードしてお聴きください。


なんださん、ちゃいさん、ありがとうございます♪

じゃーねー!(*^▽^*)/

私の書いた原稿が、日本食糧新聞社の食のサイト「たべぷろ」に掲載されました。昨年4月から始まった連載の26回目です。


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アンチエイジングをテーマにした料理5点とフルーツをワンプレートに収めました。

よろしかったら記事の文末にある「いいね!」を押していただいたり、ツイッターでツイートしたりフェイスブックでシェアしていただけるとありがたいです。また、たべぷろの記事の最後にコメント欄もあるので、一言書き添えていただけるとうれしいです。

よろしくお願いいたします。

じゃーねー!(*^▽^*)/

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昨年9月、千葉県我孫子市の手賀沼公園内で、全国を巡業しているテント劇団「劇団どくんご」の公演「誓いはスカーレット」を観ました。その頃とても忙しかったのと、まだ巡業中なのでネタバレになったら良くないからということで、感想を書くのを後回しにしていましたら、すっかりタイミングを外して、書き損ねてしまいました。

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「誓いはスカーレット」、公演後に劇団員さんにお話を聞いたところ、私の大好きなロックバンド・ムーンライダーズのファンが劇団員の中に多いことから名付けられたタイトルだそうです。彼らのアルバム「マニア・マニエラ」の中に、「スカーレットの誓い」という曲があるのです。

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物販コーナーでは彼らの楽曲入りCD「犬の誓い」が販売されていたのですが、そのアルバムの中には、「ムーンライダーズ の夜」に収録されている「インスタントシャングリラ」も入っています。ムーンライダーズ とはまた一味違う味付けで、なかなかいいですよ。

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「誓いはスカーレット」は、いわゆる役者と役者がセリフをやりとりしてあらすじが語られていく芝居ではなく、一人がメインになってモノローグの言葉を重ねながら一つの世界・感情を表現していくシーンがいくつも連なっていき、その何ら関連性のないシーンがモザイクとなって、やがてえも言われぬ感動を呼び起こすというものでした。例えるならば、「ハイテンションの楽曲を寄せ集めたオムニバス・アルバム」という感じでしょうか。歌あり、笑いありのカーニバルです。

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受け止め方は観客一人ひとりの自由。大笑いしながら観ていた者、身を乗り出して観ていた者、いろんな反応が観られました。

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私は、観ているうちに、「ミル・プラトー」という言葉を思い浮かべていました。「千の高原」という意味の、哲学者ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリの共著のタイトルです。

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プラトー(高原)とは、絶頂に近い高みに達しているけれど、頂上にまでは達していない状態が高原のようにずっと続いていること。いろんなジャンルがそのような高みに達して、それぞれが影響を与え合うのです。まるでジャズ・セッションのように。なぜ頂上ではないのか、それは、頂上は、目的を達した状態であり、快感が行き着いたところであるため、そこで思考も停止してしまうから。プラトーはさらなる高みを目指し、考え続け、感性を働かせ続け、動き続けている。ドゥルーズとガタリはダイナミズム、動的なことに価値・意義を見いだす哲学者でしたから、高原に価値・意義を見いだしたのでしょう。そして、一つのことに対してのみ夢中になるモノマニアック、パラノイアックではなく、様々なことを横断して接するスキゾフレニックを指向していましたから、「ミル(千の、たくさんの)」だったのでしょう。

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学生の頃、「ミル・プラトー」という言葉について、私はこのような理解をしていました。そして、劇団どくんごの役者たちの、ハイテンションだけれども一人勝手でエクスタシーに至っているわけではなく、観客の心を舞台に引き付けるため感性を働かせ続け、動き続けている姿に、「この舞台は、ミル・プラトーだ」と思えたのです。

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ストーリーを積み重ねるわけではない言葉の高原、そのおもしろさを味わえる稀有な公演でした。今年の公演のタイトルは、「誓いはスカーレットΘ(シータ)」。こちらはどのような形で観客の前に現れるのでしょう。興味のある方は、ぜひ足をお運びください。

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(ホームページ)

じゃーねー!(*^▽^*)/

今月発売されるザ・ビートニクスのライヴ盤『NIGHT OF THE BEAT GENERATION』のジャケットイラストを手がけることになった、イラストレーターの眼福ユウコさん。彼女とはフェイスブックを通じてお友達になりました。


一昨年、新中野で開催された眼福さんの個展を観に行きました。いろんな作風のイラストを手がけていて、おもにミュージシャンや俳優の似顔絵が多かったのですが、対象に対する愛情や思い入れの深さが伝わってきて、ただ単に「うまい!」「似てる!」「さすがプロ!」といったレベルを超えた感動を味わうことができました。


彼女は、先日発売された眉村ちあきさんのメジャーデビューアルバム「めじゃめじゃもんじゃ」のジャケットイラストも手がけています。

眉村ちあきさん、以前からユーチューブを通して知り、気に入っているミュージシャンです。最近は「即興ソングがおもしろいシンガー」として注目を集めているようです。

さっそくアマゾンで注文し、昨日届きました。開封すると、あれ?金色!なぜ?

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ホームページを開くと、初回プレス限定で、特製ゴールドジャケットだったのですね。知らなかった、、、CDショップで購入すれば通常盤も選択できたのですね。。。もう、アマゾンでは初回プレスはソールドアウトで、通常盤に切り替わったようです。


さっそく聴きました。すごい、冒頭から惹きつけられます。歌詞がおもしろいし、メロディ、アレンジも完成度が高いです。一曲ごとに世界観が変わるカラフルな詰め合わせ。眼福さんの通常盤イラストの彩色のように、カラフルな世界です。


買ってよかった~~~♪興味のある方はぜひ。

じゃーねー!(*^▽^*)/

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